日本原子力学会「二相流計測データベース整備・評価」研究委員会
平成14年度 第2回委員会 議事録
1. 日 時 : 平成14年9月16日(月) 12時00分〜13時00分
2. 場 所 : いわき名星大学 講義館 201講義室
3. 出席者(敬称略、順不同):
 師岡(東芝)、小泉、大竹(工学院大学)、越塚(東大)、森(東電)、白井(テプコシステムズ)、大川(阪大)、浜田(サイクル機構)、増原(GNF-J)、西野、池野(原燃工)、秋葉(東芝)
4. 配布資料:
・ 資料1−1  議事次第
・ 資料1−2  設立申請書
・ 資料1−3  住所録
・ 資料1−4  データベース作成フォーマット
・ 資料1−5  「二相流計測に関連する評価」研究専門委員会報告書U
  二相流データベース文献抽出表
・ 資料1−6  「二相流データベースの評価・整備」研究専門委員会の進め方
・ 資料1−7  項目分けの例
・ 資料1−8  申し送り事項
・ 資料1−9  前委員会報告書「混相流計測法(仮題)」について
・ 資料1−10 話題提供資料 反応度投入事象解析におけるボイドフィードバック
 の適用性検討(2)
・ 資料1−11 話題提供資料 下向き傾斜平板の限界熱流束に関する研究
5.議 事 :
5.1 主旨の説明および自己紹介
主査より、この委員会は二相流の試験および解析に関する研究者が一同に介し、今年より2年間で二相流データベースを整備してシミュレーシヨン・コードの検証および精度向上に役立てようとするものである旨の委員会設立申請書について説明後、出席委員の自己紹介が、所属および専門分野を含めて、委員当人より行われた。
5.2 今後の活動についての検討
主査より、今後の活動方針についての案(解析コードの検証および改良に用いることを目的とし、実験データ(数値)を整理・評価し、公開する)が説明され、この案を基に議論を行った。この委員会では、この物理量(たとえば、流速分布)あるいは解析コードの検証に用いる推奨データベースを作成することを目指す方針については合意されたが、データ項目そして分類法については最終的な結論が得られなかったので、主査が、今回出された意見そして前回委員会のデータベースを参考にして、データ項目や分類方法について案を出し、委員の確認をとる事になった。
5.3 トピックス
東芝 秋葉委員より"反応度投入事象解析におけるボイドフィードバックの適用性検討"について説明。越塚先生がRIA時のボイド率挙動のシミュレーションをやっており、気泡の発生の仕方が解析と試験とで非常に似通っている旨のコメントがあった。また、ボイド率変動のサイクル時間についての議論があった。
工学院大学 大竹先生より"下向き傾斜平板の限界熱流束に関する研究"について説明。この試験と実機条件との模擬性についての議論があった。
 5.4 次回委員会
9月14日午前中または10月25日昼のどちらか。メールにて打診し、参加者の多い日とする。