平成11年6月9日
日時 4月7日(水) 14:00〜17:00
場所 東芝本社ビル 39階会議室(3913)
出席者: 小泉(工学院大)、師岡(東芝)、山本(東芝)、笠原(NUPEC)、松本(大阪大・片岡代理)、三島(京大)、賞雅(東船大)、安濃田(原研)、岡本(東大)、高木(東大)、末村(三菱重工)、堀(三菱重工)、折井(日立)、芹澤(京大)、菅原(原子力システム)、大竹(工学院大) 全委員22名中16名 (敬称略)
配布資料
1−1 専門委員会規定、専門委員会の区分、研究専門委員会運営内規
1−2 「二相流計測に関する評価」研究専門委員会 設立申請書
1−3 日本原子力学会「二相流計測に関する評価」研究専門委員会 住所録
1−4 流体計測法他参考文献集
1−5 非定常状態でのボイド率測定−日本原子力学会「1998春の年会」予稿集抜刷
1−6 二相流計測技術のリファレンス作成
1.委員会の趣旨説明および委員の自己紹介
資料の確認とともに番号付け(資料1−1〜1−5)が行われた。(師岡幹事)
設立趣旨(資料1−2)が読み上げられた。(師岡幹事)
委員名簿(資料1−3)の確認が行われた。(師岡幹事)
活動費が10万円である旨報告された。(小泉主査)
出席委員の自己紹介が、所属および専門分野を含めて、委員当人より行われた。
この自己紹介中、折井委員より西田氏(日立)への委員変更が申し出された。
また、この自己紹介中、計算機コードと実際の詳細な現象との対応が乏しい、実験と計算とに差異があり設計において実機レベルの実験が必要等、設立趣旨に関する意見が出された。
2.今後の進め方
今後の進め方として、小泉主査案が資料(資料1−6とする)に沿って説明された。
主な内容は、幾つかの参考図書例(資料1−5)同様に、二相流計測のレビューをまとめ出版まで念頭におくとし、タイムスケジュールも含めた具体的な計画案が示された。
この主査案を受けて、委員の自由討論が行われた。当該討論中、範囲が広過ぎ発散するおそれがあるものの、理論(シミュレーション)を入れることが必要である意見が多く出された。そこで、時空間的に分類される(空間:マクロ/メゾ/ミクロ、時間:平均/瞬時)マトリックス化による項目作りのサンプル案を主査・幹事で作成し、E-mail経由で各委員に回覧、意見を聞き、主査と幹事で調整後、草案を作る運びとなった。
なお、小泉主査から、報告書の出版の方向を目指す旨、確認があった。
また、アプリケーション・機器開発まで盛り込むべきかの確認議論があったが、明確な方向づけはできず、小泉主査より、今後の話し合いを通して具体案を決める意見が出された。
3.今後のスケジュール
まず、主査・幹事で全体の枠作りを行う意見が出された。
なお、この段階から、全委員に意見をもらう方がよいとの意見を受けて、
早急に 第一回委員会の議事録を各委員に送付、
4/21(水)迄 各委員から意見をもらう、
5/19(水)迄 主査・幹事素案を全委員に送付、
6/9(水) 第2回委員会開催、
というスケジュール案が確認された。
4.東芝での二相流研究
コーヒーブレイクを経て、「東芝での二相流研究」について、師岡幹事より報告された。主な内容は、X線を使ったボイド率計測、特に、BWR実運転レベルの高温高圧水・蒸気系(約70atm, 300℃)に対する測定結果例が報告された。また、このような計測結果を設計に活かせなかった、今後必要になるのは実速度の計測である等の報告も行われた。
なお、プログラム内にあった「工学院大学での二相流研究(小泉主査)」は、次回に持ち越しとなった。
次委員会の予定
話題提供がある方がよい、との意見を受けて、次の委員会は、
6/9(水) 2:00pm〜5:00pm 東芝本社ビル
で行われる予定である旨、確認された。
以上