平成12年2月1日

日本原子力学会

「二相流計測に関連する評価」研究専門委員会

 

平成11年度 第四回委員会 議事要録

 

日時 11月6日(金)  13:30〜17:30

場所 工学院大学 新宿校舎 第8会議室(11F)

 

出席者: 小泉(工学院大)、安濃田(原研)、秋本(原研)、笠原(NUPEC)、山本(東芝)、堀(三菱重工)、西田(日立)、賞雅(東船大)、池野(原燃工)、西野(横国大・オブザーバー)、大竹(工学院大) 全委員23名(オブザーバー1名)中11名(敬称略)

 

配布資料

 4−1   平成11年度 第三回委員会 議事録(案)

 4−2   二相流解析と実験(ミクロスコピックな立場から)

 4−3   三菱重工における二相流解析コードと二相流計測

(含む、PWRの燃料集合体設計と沸騰二相流、DNB発生条件予測手法の開発−日本原子力学会「1999年秋の大会」予稿集抜刷−)

 4−4   日本原子力研究所・エネルギーシステム研究部・熱流体研究グループにおける二相流数値解析技術の現状

 

3. 資料の確認と番号付け、本日の議事の確認および前回の議事録の確認

 本日の議事進行として、まず話題提供を行った後、今後の方針ついて話し合うことが了承された。続いて、議事録の確認が行われた。

 

4. オブザーバーの紹介

 オブザーバーに変更された西野氏の紹介が行われた。

 

2.話題提供

2.1 原研(原子炉安全工学部・熱水力安全研究室)での二相流研究(安濃田委員)

 前委員会(平成11年度 第三回)の継続として、「原研(原子炉安全工学部・熱水力安全研究室)での二相流研究」について、安濃田委員より紹介された。なお、質疑応答を通して、@高圧である程度マクロなデータを取るのは難しいが不可能ではなく挑戦すべき、A二相流計測に完全はなく、どの条件ならば測定および(測定結果が)信頼できるか、どこで妥協するかを明確にすることが重要、との意見が付け加えられた。

2.2 原研(エネルギーシステム研究部・熱流体研究グループ)での二相流研究

    (秋本委員)

 「原研(エネルギーシステム研究部・熱流体研究グループ)での二相流研究」について秋本委員より紹介された。特に、詳細解析の今後として、検証の考え方の整理(実験でも計測困難な詳細現象のデータベース化)および解析対象の違いの明確化(コードの役割を定めたコード体系の構築)が指摘された。

 なお、プログラム内にあった「東京商船大学での二相流研究(賞雅委員)」の話題提供は、次回に持ち越しとなった。

 

2.今後の方針に関する討論

1)三菱重工における二相流動の計測・解析に関する現状と課題(堀委員)

 堀委員より、三菱重工における二相流動の計測・解析に関する現状と課題が報告された。炉心熱流動、蒸気発生器熱流動、LOCA等を対象にした三菱重工での二相流の計算コードの概要および二相流計測の概要と併せて、これらの適用例としてPWR(の燃料集合体設計)と沸騰二相流およびDNB発生予測法について解説された。

2)二相流解析と実験−ミクロスコピックな立場から−(岡本委員・越塚委員)

 岡本委員・越塚委員作成による、ミクロスコピックな立場からの二相流解析と実験(計測)の資料が、欠席した両委員に代わり大竹委員により代読された。

 越塚委員の作成による気液二相流の解析技術は、気泡(群)挙動、気液界面挙動、沸騰現象等の解析手法のまとめであり、これら各種の手法に対して利点および欠点に加え計算に必要な物理量が解説されていた。岡本委員の作成による気液二相流の実験技術は、気液二相流のミクロスコピックな物理量を計測する手法のリストアップであり、PIV、NGR、X線CT等の非接触法を中心にしてそれらの手法・原理、得られるデータ、利点および欠点がまとめられていた。

 なお、プログラム内にあった「マクロ領域の項目についての詳細リストアップ(安濃田委員)」の資料提示は、次回に持ち越しとなった。

3)これまでのまとめ

 以上の議論を通して、小泉主査より、今後の具体的な方針についてまとめられた。まず、この委員会の目的として、

@ 越塚委員のコメント内で指摘されている二点、すなわち、(計算側から見て必要と思われる物理量である)計算をするために必要な相関式および計算結果が正しいかどうかの検証データのまとめ、

A 二相流計測技術・解析の現状のまとめ、

という一つの方向性が示された。これらを具体化していくために、これまでの資料等をもとに具体的な草案・方針を、“岡本幹事・越塚委員、安濃田幹事、賞雅委員、師岡幹事、小泉主査”、各委員が作成する。これら草案に総括を加え、以後具体的な作業に移る。以上の方針が、まとめられた。

 

4.その他(次回委員会の予定)

 次の委員会の話題提供者として、“賞雅委員(東京商船大学)、西野氏(オブザーバー・横浜国立大学)”の2名が、また、次々回委員会の話題提供者として、“笠原委員(NUPEC)、池野委員(原燃工)”が選ばれ、承諾された。

 なお、次委員会の開催日として、出席委員から開催候補日が出され、欠席委員に連絡の後、後日決定することとした。なお、開催場所は、工学院大学・新宿校舎の予定である。

以上