平成12年6月27日

日本原子力学会

「二相流計測に関連する評価」研究専門委員会

 

平成12年度 第一回(第六回)委員会 議事要録

 

日時 平成12年4月24日(月)  13:30〜17:00

場所 工学院大学 新宿校舎 第8会議室(11F)

 

出席者: 小泉(工学院大)、師岡(東芝)、高橋(東工大)、堀(三菱重工)、永吉(日立)、

池野(原燃工)、西野(横国大・オブザーバー)、大竹(工学院大)

                 全委員23名(オブザーバー1名)中8名(敬称略)

 

配布資料

 6−1   平成11年度 第五回委員会 議事録(案)

 6−2   原燃工における二相流解析・計測技術

 6−3   解析コードの検証に利用できる二相流データのまとめ(師岡委員・東芝)

 6−4   検証に必要なデータのまとめ(末村委員・三菱重工)

 6−5   二相流解析(DNB評価関連)(堀委員・三菱重工)

 6−6   物理量の抽出およびその背景(大竹委員・工学院大)

 6−7   物理量の整理(小泉主査・工学院大)

 6−8   検証に利用できるデータのまとめ(高橋委員・東工大)

 6−9   検証に利用できるデータのまとめ(西野氏・横国大)

 

 

6. 資料の確認と番号付け、本日の議事の確認および前回の議事録の確認

 本日の議事の確認に引き続き、前回(第五回)の議事録の確認が行われた。特に、今後の方針の項に関して、小泉主査が読み上げ確認された。

 

1.今後の具体的な方針に関して

1−1.抽出物理量・背景の解説(各委員)

 資料6−3〜9に沿って、各委員より、計測側および計算側双方より必要とされる物理量(条件)および物理背景の抽出についての各委員案が解説された。

 以上の各委員案に対して、各委員より議論が行われ、これらの議論を経て、小泉主査より、“全部(の項目)をまとめるのは難しいが、データベース(のまとめ)も大切である”旨まとめられた。次の作業に向けて、まず、

@ 本第六回委員会を欠席されている委員から(項目の抽出結果の)表を提出してもらい、

A 表を補完する、

ことが確認された。

 

1−2.項目のチェック

 続いて、小泉主査より、残り時間で項目のピックアップ(およびチェック)を行うことが提案され、了承後、各委員間の議論が行われた。これらの議論を経て、“標準フォーマットを作り、各委員に送る。このフォーマットに基づく項目のピックアップ結果を、次回までに集める”ことが小泉主査より確認された。なお、

@ 標準フォーマットは本委員会資料6−3〜9を基に改良すること、

A 各委員で興味および身の回りのデータをまとめること、

B 前出範囲以外のものもあると望ましい、

C 計測技術のまとめを(まず)つくる

との意見が付け加えられた。

 

 上述の意見を受けて、計測技術のまとめに関する(具体的な方針についての)議論が行われた。この議論を受けて、小泉主査より、本(第六回)委員会で計測技術の項目のピックアップ作業を行うことが提案され、了承された。

 以上の議論に続き、資料6−7・小泉主査案をベースに、“具体的な計測技術の項目のピックアップおよび調査・執筆担当候補者の推薦(自他薦)作業”が行われた。また、標準フォーマットが決められ、確認された。

 なお、執筆要綱に関して、できる範囲で決めることが確認された。

 また、委員の変更等がある場合には、小泉主査まで連絡をする旨依頼された。

 

2.話題提供

2.1 原子燃料工業株式会社での二相流研究(池野委員)

 「原燃工における二相流解析・計測技術」について、池野委員より報告された。主な内容は、@燃料集合体メーカとしての二相流解析・計測技術の背景、ADNB予測手法、BLOCA解析手法に関してである。

 

3.その他

 次回の委員会の話題提供者として、“笠原委員(NUPEC)[今回持ち越し]、高橋委員(東工大)”の2名が選ばれ、承諾された。また、次々回委員会の話題提供者として、“岡本委員(東大)、山本委員(東芝)”が選ばれた。

 なお、次委員会の開催日として、出席委員から開催候補日が出され、欠席委員に連絡の後、後日決定することとした。なお、開催場所は、工学院大学・新宿校舎の予定である。

以上